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1/03/2009

ヨーク田舎町&National Parkへの旅 with スペシャルゲスト!!❸

1月3日

大満足&大充実な旅も終わりを迎え、最後はヨークまで
Sちゃん&Rさん夫婦を送り、固い握手を交わして再会を誓いました。
世界は広いけど、人の輪はちゃんと繋がってゆきます。

今回旅した4人のうち、私とSちゃんが一回飛行機の中で会っただけで、もうほとんど初対面同士。
それなのに、こんなにお腹かかえるまで笑って、暖炉の前ではじっくりと人生について語り、おいしいものを一緒に食べ、豊かな自然に触れ、充実した旅をおくれたことは、
またこの出会いがすばらしいものであったことの証かと思います。

思えばイギリスに来てからたくさんの人に出会って、別れて、再会を誓って。
また今回もこんなに素敵な二人と時間を共にすることができてなによりでした。

また、一緒に旅行しようね。


1/02/2009

ヨーク田舎町&National Parkへの旅 with スペシャルゲスト!!❷

1月2日

早朝出発!遊ぶときは早起き&おにぎり持参が我が夫婦のモットーです。(ただの貧乏性?)
目指すはヨークの西側、国立公園のYorkshire Dales National Park(ヨークシャーデールズナショナルパーク)が最終目的地です。
天気もすごくきれいな青空。よかったぁ〜☆

まずは最初、小さな、そして歴史のある街、Hebden Bridge(ヘブデンブリッジ)を訪問します。
ここは昔から製粉で栄えた小さな街。というか、村?



いわゆるイギリスの田舎の村ですが、中心には川が流れ、静かで、優しい雰囲気のする落ち着いた村でした。

↓ところで、こちらで見る看板って本当に可愛いものが多い。
ヨーロッパ全体でいえることですが、やっぱり日本よりもArtyだなぁ、と実感します。





いつものようにiで教えてもらった情報を元に、ぶーんと田舎道を車を走らせ




丘の上に出てみると、どーんっ、と田園風景。



上から街を見下ろすと、家が山の斜面にそって連なってたっているのがわかる。
倒れないように、どの家も地下2階まであるということです。



さらにこんなおかしな道なき道を車で走らせ、


Long Preston(ロングプレストン)、Skipton(スキプトン)の景色を抜け、Malham(マラム)を目指します。
このあたり一帯は、私が前から行きたくてしょうがなかったYorkshire Dales National Park(ヨークシャーデールズ国立公園)の玄関口。

東京産まれ東京育ちの私は、こんな田園風景に心を奪われることしばしば。
特に今回イギリスに来てからは、こんな感動する景色に出会うことが増えました。



到着したのはMalham Cove。(マラムコーヴ)
昔は76mもある巨大な滝でした。
今は干上がっちゃってるけど、その断崖を水が作ったと思うと、感動してしまいます。


登る気まったくゼロだったのに(ずっと運転してきた夫は-100くらいだったと思う…)、
iのお姉さんの「ファンタスティックな風景が見れるわよ!」「登らなきゃ損よ!」という心強い進めに従い、
山の斜面400数段の階段をのぼり、上を目指すことを決意。
こんなんだったら、お気に入りブーツはいてくるんじゃなかったぁ!!

…なんて気持ちもぶっとぶこの風景です。
見たことありません、こんな不思議な自然現象。
Malham Lings。(マラムリングス)



これは氷河期に溶けた氷が少しずつ少しずつ岩の割れ目に浸透し、固まって巨大になった石灰岩だということです。
地獄の道(いったことないけど)みたいに、裂け目を避けて歩かないといけなくて、しかも結構標高高いし。
となり歩いてた大型犬が、びびってあわてちゃって何回も足滑らせてお腹ぶつけてて、かわいそうでした。
でも裂け目に落ちなくてよかったよ、本当。

ところでSちゃん&Rさん夫婦は、ジム通いを日課にしてるそう!
だからあんなにスタスタ登っていったのね。ひざがガクガクしてる自分に笑って、渇!

一匹柵から出ちゃって困ってる羊の脇を通り抜け、日本じゃみたこともない巨大でぶさいくな水牛?牛?なにあれ?に睨まれながら田舎道をひたすら走り、ついたB&Bは予想以上に素敵で、親切で、清潔で、かわいい内装の、自分的に☆5つ!なところでした。

ちなみにここ、ファームステイです。ひつじばっかりいました。
夕方バスタブにつかりながら、窓の向こうの羊を見てリラックス。


イギリスは本来街灯が圧倒的に少ないです。
たとえば高速道路なのに、街灯がなく、道の両端に埋められている反射板だけをたよりに運転することもしばしば。
日本は環境を悪くしてるって言われても反論できないくらい、夜はくらい。

そんなイギリスでもさらに田舎、羊がいっぱい、となりで鶏や馬が走っているここで見た星は忘れられないくらいきれいでした。

今回泊まったB&Bは
Knabbs Ash Bed & Breakfastというかわい〜い内装の、
バスルームの窓から羊が見られるおしゃれな宿でした。


場所はHarogate(ハロゲート)から西に6マイルほどいったところです。
ヨークの街中からでも40分くらいで着きました。

ミシュランもびっくりの生みたて卵を使ったイングリッシュブレックファースト


風車が美しいヨーク郊外の景色


宿で世話するひつじたちと、オーナー


人が自然と集まる不思議なイギリスの暖炉

この暖炉を囲んで、Sちゃんと、日本の家族のこと、将来のこと、話ができてとても嬉しかったです。

1/01/2009

ヨーク田舎町&National Parkへの旅 with スペシャルゲスト!!❶

お正月。日本では鏡餅を眺め、お雑煮とお節料理を楽しみ、親戚めぐりにいそしむ元旦。
我が家にスペシャルゲストがやってきました!

彼女は、私が今回イギリスにくるとき、飛行機で隣になった女の子。
ずうずうしくも気が合うなぁ、なんて盛り上がって話しているうち、なんと彼女はプロフェッショナルのピアニストなことが発覚!
なのに気さくな彼女とはその12時間のフライトで、とっても素敵なお友達になりました。

そんな彼女はロンドン在住。
お正月早々、結婚したばかりのご主人と一緒に、我が家を訪ねてくれました。


1月1日

「また会えたね」と「あけましておめでとう」と「はじめまして」の挨拶を交わしつつ、
Nottingham(ノッティンガム)で待ち合わせ。もちろんどこもやってないのでそそくさ我が家へ。

夕方早くから私が世界で一番おいしいと思う赤ワインをあけ、その後もビールや白ワインと続き、スローフードで夜な夜な語りつくす。幸せな時間だなぁ。

barolo


イギリスに来てから家でゆっくり友達と時間を気にせずお酒を飲んだり、ご飯を食べるのが大好きになりました。
どうしてだろう? 日本だと泊まるほうも、泊まらせるほうも、もっともっとすごく気を遣ってお互いちょっと疲れちゃう気がするけど、こっちではお家に招く・招かれるのは友情の証。

寒い外からあったかぁーい家の中(こっちのお家の中は北海道みたいに年中暖かい♪)に入ると、
そこはもうみんな家族のようにくつろいで、お互いの身の上話も自然とどんどんできてしまう。

はじめてこっちに留学したときは語学学校に入って、今思うとたいっへんおこがましいのですが、その頃私は日本人の友達を一切作らないように気をつけていました。単純に、英語を話さなくなる、というのがイヤだったので。

でも今は、イギリスにいる日本人のすばらしい人に今までたくさん出会ってきて、その人たちをとても大切にしたいと思っています。
それは別に日本人の友達でもどこの国の友達でも関係ないんですが、
イギリスにきてから出会った人とは、日本にいるときはなかった、連帯感、というか、一体感、というか。
わかりあえるし、刺激されるし、頑張っている人ばかりだから、本当に尊敬します。

また今回もそんなお二人に出会えて幸せだなぁ、なんて、ワイン片手にほろ酔いで幸せをかみ締めていました。

(ちなみにSちゃんのご主人Rさんは、NHSの眼科医さん! ある分野の研究で活躍するすごい人なのに、すーーーっっごく楽しい人です。今回の旅行中、Rさんのおかげで何回おなか痛くなるまで笑ったかな。)